うえだ通信

2021-05-31

業界展望

以前のブログでは半導体産業が自動車産業を凌駕して産業界の頂点に立つだろうと述べた。
そこで今回は当業界の著名アナリストおふたりがこの先どう見ているのか簡単に紹介する。
(いずれも電子デバイス産業新聞のコラムからの抜粋)

 

・OMDIAシニアコンサルティングディレクター南川明氏
いつかは来ると言われていたデジタルトランスフォーメーション(DX)の波がついに本格的に到来した。
各国政府が半導体産業への資金支援に本腰を入れ始め、TSMCやインテル、サムスン電子が半導体への巨額投資を相次いで表明した現在の状況を鑑みると、誰もが半導体の長期的な需 要増を確信したのだと言えるだろう。

 

・野村証券(株)マネージングディレクター和田木氏
2030年までに大波が4回やってくると想定しており現在はその第2波にあたる。
時期を含めてまだ不透明ではあるが、第3波は「サーバーのフラッシュ化」であり現在HDDが使用されているニアラインがNANDに置き換わると想定している。
ニアラインHDD市場は現在のNAND市場の1.3倍あり代替が始まれば空前のNAND需要を生み出すだろう。
第4波は「DRAMの3D化」だ。

 

両氏共これからの半導体産業の成長を確信している点で一致している。
ここ数日の新聞報道では半導体不足が車載用に留まらずパソコン、テレビなどの家電にも波及しているという。
半導体需要が増え続けると言った2017年のスーパーサイクル論は一時頓挫したが今後より大きな波が押し寄せてくる予感がする。

 

 

 

菜園だより

 

キヌサヤエンドウは、たまごと一緒に油炒め
人参は甘いのでスティックでいただきます。
ラディッシュは少し辛みがあるが彩がきれいで
サラダで食べます。
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