うえだ通信

2021-08-31

スマホの次は自動車

以前このブログで或る好況企業がアナログ系中高年社員をリストラしてITデジタル系社員を増員する話をした。
中年社員が停年になるのを待ってくれないのだ。
厳しい世の中になったものだと思っていると、今朝の日経新聞ではホンダがEV化への移行を見据えて2000人超の社員を早期退職で減らすという。
対象になるのはエンジン部品やガソリン車の駆動部品を生産する部門だ。
既に栃木県にある部品工場の閉鎖を発表している。
そしてこれがホンダ1社だけの話でないのは明白だ。
ガソリンエンジンが無くなると異業種からの車メーカーへの参入障壁も大幅に下がることはよく言われている。
これからの新規参入“自動車メーカー”は車の設計、デザイン、ソフトウェアなどの開発に専念し、生産は他に任せることになる。
スマホの受託生産最大手の鴻海はEV車の受託生産も始めることを発表している。
かつての日本の携帯や半導体産業が世界に取り残された経緯を見ているとEV車もデジタル家電と同様の水平分業モデルとなってくると思わざるをえない。
デジタル家電となった自動車の消費購買判断がハードよりもソフトに移ってくると予想できる。
そうなると既存の自動車メーカーの出番は無くなる。
トヨタがマイクロソフトやグーグルブランドのEV車を作っている姿が見えてくる。

 

<菜園便り>

枝豆畑は今年も元気よく成長しています。
サツマイモ、カボチャ、ゴーヤも美味しそうです。
ピーマンは1000ケ収穫目標
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