うえだ通信

2015-03-03

ミミズと野菜

急速な技術の進歩は我々の生活を便利にしてきた。
しかし、その裏には既存の産業の衰退があったり、人々の心の豊かさを失ったりすることもある。
今、企業がこぞって農業分野に参入しようとしているが、その中味は製造業で培った生産技術を農産物の栽培に転用して、効率化を計り、コストを下げ、生産量を増やそうとしている。
そして極めて衛生的で虫どころか雑菌すらいない。
ここから生み出される野菜はまるで工業製品と言える。
牛フンたっぷりで掘ればミミズが出てくる土と太陽の光を浴びて成長する私の野菜とはどこか違う。
こんな想いで作る野菜は、きっと美味しいと自負しています。
多くの消費者には受け入れられなくても、自分なりの野菜作りを目指しています。

 

厳冬期でも野菜は育ちます。
ダイコン、カブ、白菜、サラダ菜
そして自生のふきのとうが春の訪れを教えてくれます。
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