うえだ通信

2012-03-03

2012年3月3日:うえだ通信2月も終わりが近づき〝うえだ通信〟のペンを取ったと同時にエルピーダ破綻のニュースが飛び込んできました。昨年来、厳しい経営状況が報道でも伝えられていましたが、海外メーカーとの合併などで何とか切り抜けると期待しておりましたが残念です。エルピーダは弊社のお客様でもあります。今後の動向を注視しています。このニュースで興味があるのは政府支援まで受けて破綻したエルピーダに対して、競争に勝ち抜いているサムソン電子との違いです。円高、税金、国の施策など国によって異なる経営環境も破綻の一因ですが、両社の製品に差異が無いのであれば、後はコストになります。コストを抑えるには品質の作り込みに対する考え方を大胆にに改める必要があります。具体的にはチップ製造に係わる装置、ウエハー、ガス等のコスト要因をもう一度見直し、現状が目標品質に相応しいものかどうか検証するべきと思います。何とか日の丸半導体が復活する事を真に願っています。でなければ弊社も困ります。(これ本音)話しは変わりますが、我々メーカーにとって新規技術、製品の開発は最重要課題と捉えております。これを怠ると現状維持すら難しくなり、やがて衰退していきます。この視点で最近売上げを伸ばしている弊社のHot N2ヒータ-の開発経緯を振り返ってみました。

 

 

創業してから、7年間で Hot N2ヒーターはカスタム化しながら進化し続けています。新機種の開発のきっかけは、いつもお客様からのひと言から始まります。「お客様の困り事を解決する」 これが新製品開発の端緒であり、企業生き残りのカギだと思います。大企業では世の中の大きな流れや変化を捉えて選択と集中を行っています。テクノスはお客様のひと言に集中しています。

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