うえだ通信

2022-05-02

士業(しぎょう、さむらいぎょう)

サラリーマン時代はそうでもなかったが会社経営するようになると士業と称する方々のお世話になることが多い。
高度な専門性を持ち国家資格を持つ〇〇士と呼ばれる方々だ。
私が今まで、彼らとどのように付き合ってきたか、その一端を紹介したい。

 

先ず頻繁に付き合っているのが税理士。
日常の業務から結果として上ってくる数字の経理処理から税務申告、それから経営指導までをフォローして貰っている。
税理士は当然ながら多くの顧客(企業)と付き合っている。
つまり、潰れる会社もよく見ているということになる。
そうした経験に基づいたアドバイスにはいつも傾聴している。

 

次にお世話になるのが司法書士。
会社の設立から不動産の登記など法務局に提出するややこしい書類の代行をお願いする。
プライベートでも相続手続きに関して助けてもらったこともある。
近年は認知症関係の成年後見人の仕事が多いと聞く。

 

次に最近注目されているのが社会保険労務士。
当社の場合、就業規則や労使関係の調整などでお世話になっている。
働き方改革が叫ばれている昨今、従業員との係わり方の変化も理解する必要があるのだが、私は女性従業員を〇〇ちゃんと呼んでいるが労務士に言わせると社長が部下の女性をちゃん付で呼ぶのはセクハラでアウト!

 

弁理士
当社は出願、登録している特許、商標は約20件に及ぶが、すべて長い付合いの弁理士にお願いしている。
15年余り付き合うと当社の業務内容や新規技術開発の意図などが伝わり易く大いに助かっている。

 

弁護士
こちらは付合うことは無いと思っていた士業だったが8年前に特許侵害訴訟に巻き込まれて、弁理士と一緒に対応したことがある。
他の被告3社と合同で反撃した結果、原告側があっさり訴状を取り下げて一件落着。
蛇足だが本件で風評被害を被ったので反訴した結果、和解金でちょっと良い車をゲットした。
訴訟を経験して得られた教訓!
当社も新技術を利用した製品は必ずリリース前に特許出願する事にしているが、他社を相手に侵害訴訟を起こすとなると余程しっかりした特許でない限り相手側から侵害事実を不問にされたり、特許そのものを取消されたりするのでご注意。
加えて相手から反訴されて車をプレゼントするハメになる。

 

最後に一言

我々中小企業でも多様な業務があり各々について専門の士業の方々に助けて貰っている。

人より優れた専門性を持つことは人の役に立つだけでなく、己の生きていくための糧となっている。

当社も顧客の役に立つ専門性(得意技)をさらに磨いていきたい。

 

菜園だより

ミツバチの分蜂の季節がやってきました。
今年は新しく巣箱を5カ所に配置して女王蜂の入居をお待ちしています。
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