うえだ通信

2021-10-29

名は体を表わさず

昨今の時代の変化は目まぐるしいものがある。
会社の名前もその業務内容、更には何で稼いでいるか?
世間のイメージとかけ離れているところが増えてきた。
例えばケータイ会社のイメージが強いソフトバンクグループは国内に加えて米国スプリントを加えるとドコモを越えているが、半導体設計の英アーム社を3.3兆円で買収した頃から投資会社に姿を変えている。
富士フィルムはもう既にフィルムメーカーではなく、ゼロックス事業(コピー機)や医薬品に収益構造が変化している。
因みに同業のコダックは変化に対応出来ず倒産。
次に本業よりも不動産収入が収益の柱になっているところもある。
サッポロビールは1980年代まではキリンに次ぐ2位のビールメーカーだったが最近はサントリーにも抜かれ4位に転落している。
しかし恵比寿ガーデンプレースタワーなど優良不動産からあがる賃料がビールの収益と肩を並べている。
フジテレビも東京キー局5社の中で視聴率最下位に低迷しているが、サンケイビルやホテル運営で利益の半分を稼いでいる不動産屋です。
ネット関連ではEコマースの巨人アマゾンも、本業の通販事業は最近やっと黒字転換したばかりで稼ぎ頭はクラウドサービスというのは意外。
最近ケータイ事業に参入した楽天も本業の通販事業よりも楽天カード、銀行、証券、生命保険などの金融ビジネスが台頭している。
象徴的なのは日立造船で船など作ってなく陸上プラントメーカーになっている。
日清紡は社名の紡績事業はとっくの昔に無くなり、車用ブレーキ、半導体、エレクトロニクス分野が主業務となっている。熊さんのCMで知名度も上がっている。
どの企業も生き残るため業態を変えていくのは当然の流れだと思う。
上述した各社は経営資源(人材、資本)の豊富な大企業ばかりだが、我々中小企業の生き残り策は今の収益事業を更に深堀りするしかない。

 

菜園風景

枝豆は直径3~4㎝位の木の枝に実をつけます。
大形の剪定バサミで切り取ります。
今年は200株を収穫しました。
サツマイモ“紅はるか”も大豊作で皆さんに喜んでもらっています。
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